会長候補はSweets☆王子!?
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 お家に帰って来ると、あたしは大きなうさぎのぬいぐるみ「ももちゃん」を抱っこしたまま、今日あった色んな出来事を回想します。


……いっぱい泣いちゃったから、まるであたしのお目目がうさぎさんみたいです。


(林君、とっても優しかったなあ)


 今までまともに男の子としゃべったことなんてなかったから、思い出すだけでも胸がドキドキして、フワフワ夢心地なんです。


(メール、あたしから送ったら、やっぱメーワクだよね?)

 ケータイに付いた天使のマスコットを触りながら、さっき林君からもらったメモの切れ端のアドレスを、飽きもせずじーっと見てます。


 どうしよう。さっきのお礼くらい、ちゃんとしとかないとダメだよね?


 うわああああ! 男の子に免疫ないって、こんなに大変なことだったんだ。

 うーん、そうだ! 涼香ちゃんに相談してみよう。
 涼香ちゃんだったら、こういう時どういう対処とったらいいのかとか、きっとアドバイスしてくれるよ。

 早速、電話帳メモリーから、【永末 涼香】を呼び出そうとした、まさにその時でした。


《メールが届いたよー!! メールが届いたよー!!》
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