会長候補はSweets☆王子!?
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「……メープルさんは、樫の木の妖精になって、翌年からはたくさんの甘い甘いシロップをみんなに運んでくれました。
皆さんも、パンケーキを食べる時は、メープルさんのことを思い出してあげて下さい。おわり」
病院の小児科病棟プレイルームで、西村姫子さんは『さんさん・ひまわり園』の子供たちに絵本を読んであげていた。
何人かの子は、もう疲れてしまったみたいでスヤスヤ眠っている。
よく見ると、子供たちに混じって潤のヤツも寝袋に入って寝入ってるが。
「士堂、お前帰らなくていいのか? 後は俺と姫が付いてるから大丈夫だぞ」
静也が気を利かして俺に声を掛けてくれる。
「いいって。どうせ帰ってもチューニングするか、深夜のトラックドライバー向け歌謡曲のラジオ聴くくらいしかしねえから」
「そうか。わりいな」
「いいって。気にすんな。それに……」
俺のハリネズミみてえな頭髪には、りりあんがしっかりとよじ登っている。
「……メープルさんは、樫の木の妖精になって、翌年からはたくさんの甘い甘いシロップをみんなに運んでくれました。
皆さんも、パンケーキを食べる時は、メープルさんのことを思い出してあげて下さい。おわり」
病院の小児科病棟プレイルームで、西村姫子さんは『さんさん・ひまわり園』の子供たちに絵本を読んであげていた。
何人かの子は、もう疲れてしまったみたいでスヤスヤ眠っている。
よく見ると、子供たちに混じって潤のヤツも寝袋に入って寝入ってるが。
「士堂、お前帰らなくていいのか? 後は俺と姫が付いてるから大丈夫だぞ」
静也が気を利かして俺に声を掛けてくれる。
「いいって。どうせ帰ってもチューニングするか、深夜のトラックドライバー向け歌謡曲のラジオ聴くくらいしかしねえから」
「そうか。わりいな」
「いいって。気にすんな。それに……」
俺のハリネズミみてえな頭髪には、りりあんがしっかりとよじ登っている。