会長候補はSweets☆王子!?
「……筋金入りの暴走族さんなんですね」
「ああ。全く、ちょっとは人の迷惑考えろって感じだよ。
で、大丈夫? ケガはない?」
あたしは、林君に抱きとめられたままだったことに気付くと、頬をポッと赤らめてしまいました。
「は、はい。大丈夫です!!」
「良かった。大切な真希ちゃんにもし何かあったら、僕が絶対に許さないからね」
冗談でもなんでもなく、そんな言葉を真顔で言ってくれる。
林君の存在は、今あたしの中で大きな位置を占めていました。
傾いた月に雲がうっすらとかかり、小倉城の石垣の間から淡い光が差し込んでいます。
セミの鳴き声は、この辺りまで来るとほとんど聴こえず、紫川のせせらぎにのって、もう一つ別の高鳴りが、聴覚以外を介して伝わって来るように思えました。
「ああ。全く、ちょっとは人の迷惑考えろって感じだよ。
で、大丈夫? ケガはない?」
あたしは、林君に抱きとめられたままだったことに気付くと、頬をポッと赤らめてしまいました。
「は、はい。大丈夫です!!」
「良かった。大切な真希ちゃんにもし何かあったら、僕が絶対に許さないからね」
冗談でもなんでもなく、そんな言葉を真顔で言ってくれる。
林君の存在は、今あたしの中で大きな位置を占めていました。
傾いた月に雲がうっすらとかかり、小倉城の石垣の間から淡い光が差し込んでいます。
セミの鳴き声は、この辺りまで来るとほとんど聴こえず、紫川のせせらぎにのって、もう一つ別の高鳴りが、聴覚以外を介して伝わって来るように思えました。