手招きする闇
16 三年五組前 廊下
理子「晴香ちゃん、どうかした?」
訪ねて来た晴香と話す理子。
晴香「理子ちゃん、四時間目に現れたの」
理子「例の幽霊?」
晴香「うん。それで、私思い切って声を掛けたの。今晩あなたと話せる人を連れて来るから、姿を現してって。私その時授業中だって事すっかり忘れてて、我に返ったらみんなこっちを見てたから恥ずかしかった。私、きっと危ない人間だと思われたよ」
理子「晴香ちゃんったら、思い切った事したじゃん。大丈夫。誰もあなたの事、変な人だとは思わないから。あなたが思われるんだったら、私なんか、病院送りになってるはずよ」
俊樹「そうそう。こいつ、授業中に幽霊に向かって説教始めるんだぜ。でも、みんな理子に霊感ある事知ってるから、またやってるよくらいの感じで見てるけどさ」
晴香「あの、あなた大久保俊樹さんですよね? あの、私の友達があなたの事好きなんです。今度彼女と会ってもらえませんか?」
俊樹「悪いね。俺もう彼女いるから」
晴香「えっ? そうなんですか? 大久保さん、いろんな女の子から告白されてるけど、みんな振っちゃってフリーだと聞いてました」
俊樹「それはおとといまでの俺。実はここにいる理子と付き合う事にしたんだ」
晴香「理子ちゃんが彼女?」
理子「実はそう。ごめんね、彼もう売れちゃったから」
晴香「そうなんだ・・・理子ちゃんおめでとう」
理子「ありがとう」
晴香「あっ、で、話は戻るけど、今晩私のクラスに来てくれる? 理子ちゃんが来るまで私も待ってるから」
理子「晴香ちゃん、学園祭の準備終わったの?」
晴香「うちのクラス、たこ焼き販売なの。私は当日売り子をするだけだから」
理子「そうなの? だったら手伝ってよ」
晴香「えっ?」
理子「私達四階の会議室を占拠して、ホラーハウス作ってるの」
晴香「いいよ。じっと待ってるのも退屈だし。それじゃ、放課後行くから」
理子「うん、宜しく」
理子「晴香ちゃん、どうかした?」
訪ねて来た晴香と話す理子。
晴香「理子ちゃん、四時間目に現れたの」
理子「例の幽霊?」
晴香「うん。それで、私思い切って声を掛けたの。今晩あなたと話せる人を連れて来るから、姿を現してって。私その時授業中だって事すっかり忘れてて、我に返ったらみんなこっちを見てたから恥ずかしかった。私、きっと危ない人間だと思われたよ」
理子「晴香ちゃんったら、思い切った事したじゃん。大丈夫。誰もあなたの事、変な人だとは思わないから。あなたが思われるんだったら、私なんか、病院送りになってるはずよ」
俊樹「そうそう。こいつ、授業中に幽霊に向かって説教始めるんだぜ。でも、みんな理子に霊感ある事知ってるから、またやってるよくらいの感じで見てるけどさ」
晴香「あの、あなた大久保俊樹さんですよね? あの、私の友達があなたの事好きなんです。今度彼女と会ってもらえませんか?」
俊樹「悪いね。俺もう彼女いるから」
晴香「えっ? そうなんですか? 大久保さん、いろんな女の子から告白されてるけど、みんな振っちゃってフリーだと聞いてました」
俊樹「それはおとといまでの俺。実はここにいる理子と付き合う事にしたんだ」
晴香「理子ちゃんが彼女?」
理子「実はそう。ごめんね、彼もう売れちゃったから」
晴香「そうなんだ・・・理子ちゃんおめでとう」
理子「ありがとう」
晴香「あっ、で、話は戻るけど、今晩私のクラスに来てくれる? 理子ちゃんが来るまで私も待ってるから」
理子「晴香ちゃん、学園祭の準備終わったの?」
晴香「うちのクラス、たこ焼き販売なの。私は当日売り子をするだけだから」
理子「そうなの? だったら手伝ってよ」
晴香「えっ?」
理子「私達四階の会議室を占拠して、ホラーハウス作ってるの」
晴香「いいよ。じっと待ってるのも退屈だし。それじゃ、放課後行くから」
理子「うん、宜しく」