青い春と出会った恋
「それって…一ノ瀬くんのことが好きってこと?」
沈黙を一番はじめに破ったのはめぐだった。
そして、その質問に心が揺らいだ。
【好き】
そのたった2文字の言葉が、どうしてこうもわからないんだろうか。
【好き】という意味を頭で理解していても、心が追いつかない。
悠馬に対する気持ちと先輩に対する気持ちは違う。
それはハッキリとわかる。
だけどその気持ちの"違い"がよくわからない。
それになんとなくだけど、悠馬とはもう元の関係に戻れないんじゃないか、とそう思えて仕方がなかった。
「幼なじみ」という関係を、わたしは楽観視し過ぎていたのかもしれない。
いつまでも変わらない関係だと、そう思ってた。
「…わからない」
わたしは声を絞り出してめぐの質問に答えた。
すると翔也、めぐ、美希ちゃんがそれぞれ顔を見合わせた。
「あのなぁ、お前は…」
「ま、待って!」
めぐは勢いよく翔也の言葉を遮った。
