美髪のシンデレラ~眼鏡王子は狙った獲物は逃がさない~
「勝手に勘違いしていたことは認めます。でも、退職届を出したのは別の理由ですから撤回はしません」
瑠花は膨れ上がる恋心を悟られまいと、必死で言葉を繋いだ。
「その事だが、狭間に聞いても何も言わないんだ。ただ『成り行きを見守りましょう』というだけで詳しいことは語ろうとしない」
瑠花はもうとっくに朔也にバレているだろうと思っていたため、朔也の言葉に驚いて思わず顔を上げた。
「・・・これを、見てください」
瑠花はスマホからインターネットアプリを開いてパソコン用のメールボックスを表示すると、自分宛に送られてきた狭間からのメールを朔也に見せた。
「このインターネットアドレスを開くと、ロイヤルシャボン社の新商品のバナーが貼り付けられているんです」
そう言って瑠花がインターネットアドレスを押すが、あて先不明と表示されるばかりでお目当てのバナーにはたどり着けなかった。
「あれ、おかしいな。昨日は開いたのに・・・あっ、でも念のためにスクリーンショットで保存はしています」
そう言って、瑠花はフォトアルバムからお目当ての写真を開くと朔也に見せた。
「これはおそらくダミーサイトだろう。瑠花を脅して騙すために作った一時的なまやかし物だ」
「えっ?どうしてそんな面倒くさいことを・・・」
瑠花を騙して穂積ソワンデシュブから追い出したいだけなら随分手が込んでいる。
「おそらく狭間と副社長夫人のターゲットは俺だ。だが、但馬にとっては俺と瑠花の両方がターゲットと言えるだろうな」
但馬のターゲットとはどういう意味だろう?
それに、偽の情報に踊らされ、日曜の夜を潰してまで新商品を作り上げ、退職届けまで提出してしまった瑠花は、なんてお間抜けなのだろう。
そう考えると瑠花は益々泣きたくなった。
瑠花は膨れ上がる恋心を悟られまいと、必死で言葉を繋いだ。
「その事だが、狭間に聞いても何も言わないんだ。ただ『成り行きを見守りましょう』というだけで詳しいことは語ろうとしない」
瑠花はもうとっくに朔也にバレているだろうと思っていたため、朔也の言葉に驚いて思わず顔を上げた。
「・・・これを、見てください」
瑠花はスマホからインターネットアプリを開いてパソコン用のメールボックスを表示すると、自分宛に送られてきた狭間からのメールを朔也に見せた。
「このインターネットアドレスを開くと、ロイヤルシャボン社の新商品のバナーが貼り付けられているんです」
そう言って瑠花がインターネットアドレスを押すが、あて先不明と表示されるばかりでお目当てのバナーにはたどり着けなかった。
「あれ、おかしいな。昨日は開いたのに・・・あっ、でも念のためにスクリーンショットで保存はしています」
そう言って、瑠花はフォトアルバムからお目当ての写真を開くと朔也に見せた。
「これはおそらくダミーサイトだろう。瑠花を脅して騙すために作った一時的なまやかし物だ」
「えっ?どうしてそんな面倒くさいことを・・・」
瑠花を騙して穂積ソワンデシュブから追い出したいだけなら随分手が込んでいる。
「おそらく狭間と副社長夫人のターゲットは俺だ。だが、但馬にとっては俺と瑠花の両方がターゲットと言えるだろうな」
但馬のターゲットとはどういう意味だろう?
それに、偽の情報に踊らされ、日曜の夜を潰してまで新商品を作り上げ、退職届けまで提出してしまった瑠花は、なんてお間抜けなのだろう。
そう考えると瑠花は益々泣きたくなった。