美髪のシンデレラ~眼鏡王子は狙った獲物は逃がさない~
少女は、穂積堂を出たすぐのところで、目を引く外国人女性と向かい合っていた。
親しげな様子を見ると母親なのかもしれない。
なんとなく醸し出す雰囲気が似ている。
゛やはりハーフだったのか゛
と、朔也が思っていると足早に二人が歩き始めたので朔也は慌てて少女を呼び止めた。
「あの、ちょっと」
突然、声をかけた朔也に、二人は振り向いた。
朔也が差し出した穂積のショッパーズバッグを見て、少女は戸惑いぎみに
「えっと・・・、それは私のではありません。ほら、私の分はここにありますから」
と、はにかみながら言って、朔也と同じ紙のバッグを差し出して見せた。
「それはあなたのでしょ・・・?」
恐る恐るといった表現がピッタリの怯えた表情。
その言動から、朔也は自分が先程のヘアケア教室に参加していたことを彼女に認識されていたと知り嬉しく思っていた。
「やるよ」
「や・・・る?」
ドンと、少女の手元にショッパーズバッグを押し付ける朔也。
「俺は頼まれて参加してただけだから・・・あんたが貰ってくれた方がこいつもショップも嬉しいだろ」
優しさも思いやりもない、俺様な言葉だったが、これがその時点での朔也の精一杯だった。
嘘もてらいもなく、彼女にこの穂積の商品を渡すことが
゛最善゛
なのだ、と朔也が思ったことは、紛れもなく本心だったのだから。
親しげな様子を見ると母親なのかもしれない。
なんとなく醸し出す雰囲気が似ている。
゛やはりハーフだったのか゛
と、朔也が思っていると足早に二人が歩き始めたので朔也は慌てて少女を呼び止めた。
「あの、ちょっと」
突然、声をかけた朔也に、二人は振り向いた。
朔也が差し出した穂積のショッパーズバッグを見て、少女は戸惑いぎみに
「えっと・・・、それは私のではありません。ほら、私の分はここにありますから」
と、はにかみながら言って、朔也と同じ紙のバッグを差し出して見せた。
「それはあなたのでしょ・・・?」
恐る恐るといった表現がピッタリの怯えた表情。
その言動から、朔也は自分が先程のヘアケア教室に参加していたことを彼女に認識されていたと知り嬉しく思っていた。
「やるよ」
「や・・・る?」
ドンと、少女の手元にショッパーズバッグを押し付ける朔也。
「俺は頼まれて参加してただけだから・・・あんたが貰ってくれた方がこいつもショップも嬉しいだろ」
優しさも思いやりもない、俺様な言葉だったが、これがその時点での朔也の精一杯だった。
嘘もてらいもなく、彼女にこの穂積の商品を渡すことが
゛最善゛
なのだ、と朔也が思ったことは、紛れもなく本心だったのだから。