君の世界を知りたかった。
──翌日。
「おはよ〜。夏菜ぁ」
昨日宇佐美君が言ってた、『自分を見失っている。助けを求めてるように見えた』という言葉が頭に引っかかって全然眠れなかった。
「ちょ、ちょっと大変だよ!菜乃葉!!」
「なに?」
「これ見て!」
「んー?どれ?」
……え……。
私は自分の目を疑った。
夏菜の手の中にあったのは1枚の写真。
私と宇佐美君が相合傘をしているところをバッチリ撮られてしまっている。
そんな……。
誰が撮ったの?こんな写真。
写真を撮るなんてそんな事しなくてもいいじゃん。
盗撮だよ!
「か、夏菜、どうしてこれが?」
「多分、彩奈だと思う。これを私に見せてきたのは彩奈だから」
「あ、あや…」
「あっらぁ〜!菜乃葉じゃない〜。あ、その写真見た?よく撮れてるてるでしょ。」
彩奈が笑顔で私に話しかけてくる。
その笑顔は目が笑っていなかった。完全にひきつっていて、かなり怖い。
「あ、彩奈、その、これは」
「これは?これはなんなの?言ってみなさいよ!まさか狙ってるの?圭くんを」
「ちがっ……昨日雨降ってて傘持ってくるの忘れたから入れてもらっただけ!特に会話もしてないし、何もないよ!」
「入れてもらった?どうせ無理やり入ったんでしょ!あんたが!」
「だから違うって……」
「おはよ〜。夏菜ぁ」
昨日宇佐美君が言ってた、『自分を見失っている。助けを求めてるように見えた』という言葉が頭に引っかかって全然眠れなかった。
「ちょ、ちょっと大変だよ!菜乃葉!!」
「なに?」
「これ見て!」
「んー?どれ?」
……え……。
私は自分の目を疑った。
夏菜の手の中にあったのは1枚の写真。
私と宇佐美君が相合傘をしているところをバッチリ撮られてしまっている。
そんな……。
誰が撮ったの?こんな写真。
写真を撮るなんてそんな事しなくてもいいじゃん。
盗撮だよ!
「か、夏菜、どうしてこれが?」
「多分、彩奈だと思う。これを私に見せてきたのは彩奈だから」
「あ、あや…」
「あっらぁ〜!菜乃葉じゃない〜。あ、その写真見た?よく撮れてるてるでしょ。」
彩奈が笑顔で私に話しかけてくる。
その笑顔は目が笑っていなかった。完全にひきつっていて、かなり怖い。
「あ、彩奈、その、これは」
「これは?これはなんなの?言ってみなさいよ!まさか狙ってるの?圭くんを」
「ちがっ……昨日雨降ってて傘持ってくるの忘れたから入れてもらっただけ!特に会話もしてないし、何もないよ!」
「入れてもらった?どうせ無理やり入ったんでしょ!あんたが!」
「だから違うって……」