君の世界を知りたかった。
「ご、ごめん!」
私は耐えきれなくなって屋上へ向かった。
涙が出てしまう。見られたくない。
特に宇佐美くんには。
「……っ……ふ、は、」
涙で顔がグショグショだ。
屋上のドアを開けると、昨日と同じ空とは思えないほどの綺麗な青空が広がっていた。
遠くの方でカラスの鳴き声が聞こえてくる。
ここは、なんていうか気分が落ち着く。
▷▷制服が汚れるのを気にせず床に座った。
──キーンコーンカーンコーン。
チャイムがなった。
授業が始まったんだ。
でもそんなこと、私には関係ない。
今は授業を受けられるほど余裕な心が、私にはない。
──ガチャッ。
屋上のドアが開く音がする。
入ってきたのは宇佐美君。
なんで?
授業をサボってまで私のところに来る必要ある?
「何しに来たの?」
「三井を探しに来たんだ」
「探さなくていい。また彩奈に勘違いされる。悪いけど、もう関わらないで」
「嫌だ。そんなこと言うな」
「なんで?私といてもなんの得もないよ?」
「別に得とかいらねぇし、あと、お前は悪くない」
「は?」
「さっき、"私が悪かったから"って言ってたけどそんな事ない。悪いのは櫻木だろ?むやみに割り込んだ俺も悪いと思うけど、1番悪いのは櫻木だ。だからお前が謝る必要はない」
「だとしても、もう、いいから」
「自分を悪いと無理やり思うのは良くない」
「なんでそんなに私につっかかるの?」
「三井、お前自分を偽って生きてるだろ」
私は耐えきれなくなって屋上へ向かった。
涙が出てしまう。見られたくない。
特に宇佐美くんには。
「……っ……ふ、は、」
涙で顔がグショグショだ。
屋上のドアを開けると、昨日と同じ空とは思えないほどの綺麗な青空が広がっていた。
遠くの方でカラスの鳴き声が聞こえてくる。
ここは、なんていうか気分が落ち着く。
▷▷制服が汚れるのを気にせず床に座った。
──キーンコーンカーンコーン。
チャイムがなった。
授業が始まったんだ。
でもそんなこと、私には関係ない。
今は授業を受けられるほど余裕な心が、私にはない。
──ガチャッ。
屋上のドアが開く音がする。
入ってきたのは宇佐美君。
なんで?
授業をサボってまで私のところに来る必要ある?
「何しに来たの?」
「三井を探しに来たんだ」
「探さなくていい。また彩奈に勘違いされる。悪いけど、もう関わらないで」
「嫌だ。そんなこと言うな」
「なんで?私といてもなんの得もないよ?」
「別に得とかいらねぇし、あと、お前は悪くない」
「は?」
「さっき、"私が悪かったから"って言ってたけどそんな事ない。悪いのは櫻木だろ?むやみに割り込んだ俺も悪いと思うけど、1番悪いのは櫻木だ。だからお前が謝る必要はない」
「だとしても、もう、いいから」
「自分を悪いと無理やり思うのは良くない」
「なんでそんなに私につっかかるの?」
「三井、お前自分を偽って生きてるだろ」