追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました2
……見当をつけていた、とういうのは正しくない。「クロフ王子様説」を予感したのは事実だが、どうか思い違いであってくれと、見当違いに一縷の望みを懸けていたのだから。
「で、そのラファーダ王国の王子様がアイリーンに一体なんの用だ?」
答えない私に代わり、隣のルークがクロフに尋ねた。
「アイリーンを、ラファーダ宮殿の専属菓子職人として招きたい。これは私ひとりの意思ではなく、ラファーダ王からの正式な依頼です。……王の署名入りの雇用契約書もここに」
……え?
クロフが懐から雇用契約書を取り出して、私の前にスッと置く。目に飛び込んだ、破格の勤労報酬にギョッとして、思わず二度見した。
ルークが横のプリンスと目配せをして、口を開く。
「しばらく黒い毛むくじゃらを見掛けねえと思ったら、こんな物を取りに、ラファーダ王国まで往復してたってわけか。ご苦労なことだぜ。だがな、アイリーンを雇おうなんてのは無理な相談だ。彼女にはここでの暮らしがある。なにより、この店の営業だってあるからな」
「それは妙ですね」
ルークの言葉に、クロフはフッと意味深に微笑んだ。
「で、そのラファーダ王国の王子様がアイリーンに一体なんの用だ?」
答えない私に代わり、隣のルークがクロフに尋ねた。
「アイリーンを、ラファーダ宮殿の専属菓子職人として招きたい。これは私ひとりの意思ではなく、ラファーダ王からの正式な依頼です。……王の署名入りの雇用契約書もここに」
……え?
クロフが懐から雇用契約書を取り出して、私の前にスッと置く。目に飛び込んだ、破格の勤労報酬にギョッとして、思わず二度見した。
ルークが横のプリンスと目配せをして、口を開く。
「しばらく黒い毛むくじゃらを見掛けねえと思ったら、こんな物を取りに、ラファーダ王国まで往復してたってわけか。ご苦労なことだぜ。だがな、アイリーンを雇おうなんてのは無理な相談だ。彼女にはここでの暮らしがある。なにより、この店の営業だってあるからな」
「それは妙ですね」
ルークの言葉に、クロフはフッと意味深に微笑んだ。