かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 文芸部に遊びにこないか。
 それは、純と私、ふたりに言った言葉だと思っていた。
 けれど、それは勘違いだったのか。
 帰りのHRが終わり、私がちょっとトイレに行った隙に、何気なく教室の中の純の姿を探したけれど、どこにも見当たらなかった。
 そして、香花ちゃんもいない。
 ……ふたりで消えやがった……。
 私は胸の内で小さく呟いた。
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