かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 私はわなわなと震える手で、そう漏らしていた。
 私の成績は、学年5位だったからだ。
「現国、私は95点だったわよ」
 ふふん、と鼻を鳴らす私に、純は。
「そう」
 とだけ、つれなく言った。
 異端児で“学校なんて別に……”と云っていそうな純が、こんなにも勉強がおできになる子だったなんて。
「私は、あなたを超えてみせる」

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