かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 あなたを憶い続けない私は、私じゃないと思っていた。
 けれど、私は生きている。
 生きていかなきゃならないのだ。
 私は祐太の祭壇があった部分をそっと撫でた。
 一生懸命生きるから……見てて。
 そして、生き抜いた私を、いつか。
 空で迎えてくれるかな。
 あの、いつまでも変わらない、とびっきりの笑顔で。
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