かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
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 翌朝。
 私は、校門の前で純が登校してくるのを待っていた。
 教室に入ったら、香花ちゃんがきっと近寄ってくるだろう。
 不自然な形で、香花ちゃんから純を引き離すのも憚れた。
 だって、純はまだ、私と恋仲でもなくて、誰のものでもないのだから。
 昨日の曇天とは変わって、突き抜けるような夏空だった。
 明日から、夏休みに突入する。
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