かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
ダラダラと遅い時間まで、教室に居残ってしまった。
私は1学期を終えた学校を後にし、空を見上げながらぼんやりと帰途についていた。
プッ、プッ。
小さなクラクションで我に返る。
危ない。歩道の車線をはみ出して歩いていた。
私は振り返り、ドライバーにすみません、とあたまを下げた。
すると、その黒い車はハザードランプを出して私に横づけで止まる。
助手席のウインドウが開くと、そこに顔が見えた。
「高野先生」
運転手は、彼だったのだ。
「よっ。乗ってけよ」
「なんで」
「送りたいから」
私は1学期を終えた学校を後にし、空を見上げながらぼんやりと帰途についていた。
プッ、プッ。
小さなクラクションで我に返る。
危ない。歩道の車線をはみ出して歩いていた。
私は振り返り、ドライバーにすみません、とあたまを下げた。
すると、その黒い車はハザードランプを出して私に横づけで止まる。
助手席のウインドウが開くと、そこに顔が見えた。
「高野先生」
運転手は、彼だったのだ。
「よっ。乗ってけよ」
「なんで」
「送りたいから」