かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
「熱中してたのね~」
 と、呑気そうな弓佳。
 彼女は中学からのつきあいの彼氏がいる。
 一番、穏便な立場だ。
「やべー」
「やばいねぇ。学校でエッチはしないようにね」
 私が高野先生のように忠告すると、なっちゃんは神妙に頷いた。
「そうする」
 その応えに、私は戸惑ってしまう。
 まさか、もう、あの親父とまぐわり済!?
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