かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 高校生相手に、何をほざいてるのだと思いながらも、全力で先生を応援した。
「私に気があったなんて、冗談でも言わない方がいいよ」
 私は、教師というものに逆に諭す。
「お前には迷惑かけたな」
「色々ね」
「そんなこんなだから……今までの俺の言動忘れてくれ」
「初めから記憶に記録もしてませんよーだ」
 高野先生は。ふっと笑う。
「潔いな、オマエ」
「そうかな」
「そういうところが、黒沢の持前なんだろうけどな」
「先生は、色恋に弱すぎます」
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