かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
私が職員室へ行ったところで、どうにかなることではない。
だけど、黙っちゃいられなかった。
私は純の反応は見ずに、向こう見ずに職員室へと向かっていた。
職員室は、校舎の2階にある。
私は、ぱたぱたと足音を立てて、そこへ目指した。
職員室の前に着くと、そこには高野先生が、コーヒーマグを片手に立っていた。
「うお。黒沢?」
「先生、今、校内放送で、なっちゃんが……斎田なつみが」
だけど、黙っちゃいられなかった。
私は純の反応は見ずに、向こう見ずに職員室へと向かっていた。
職員室は、校舎の2階にある。
私は、ぱたぱたと足音を立てて、そこへ目指した。
職員室の前に着くと、そこには高野先生が、コーヒーマグを片手に立っていた。
「うお。黒沢?」
「先生、今、校内放送で、なっちゃんが……斎田なつみが」