かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
そして大きく伸びをして、上体を後ろに倒した。
「あ~あ、怖いなぁ、物理」
先生が私の腕を引いて、体勢を戻させた。
「まあ、そう言うなって」
放課後の職員室は気怠い。
部活の指導にあたっている先生は不在で、休み時間にくるピリピリとした緊張感は薄れている。
それに暖房が利きすぎていて、眠くなる。
私は欠伸を堪えた。
先生の目が真剣になって、私を見据えたからだ。
しばらく目を合わせたままでいると、高野先生はふー、と息をついた。
そして、先程私が放り投げた物理の教科書をめくり、私に見せた。
「あ~あ、怖いなぁ、物理」
先生が私の腕を引いて、体勢を戻させた。
「まあ、そう言うなって」
放課後の職員室は気怠い。
部活の指導にあたっている先生は不在で、休み時間にくるピリピリとした緊張感は薄れている。
それに暖房が利きすぎていて、眠くなる。
私は欠伸を堪えた。
先生の目が真剣になって、私を見据えたからだ。
しばらく目を合わせたままでいると、高野先生はふー、と息をついた。
そして、先程私が放り投げた物理の教科書をめくり、私に見せた。