かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 清純可憐な彼女が、こんなチャラ男(失礼!)に自分から声をかけただなんて。
「実は一度、純くんとデートしたことがあるんだけど……会話に詰まって。ほら、純くんって寡黙な方でしょ。それで、もっと違うタイプのひとの方が、私には合ってるんじゃないかって」
 私はちろり、と車を覗く。
 サーファーの彼氏さんは、指をくっつけたピースをおでこにあて、投げキスのように私に振った。
 確かに、純は死んでもこんなことしないだろう。
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