かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 純は一気に真剣な表情になる。
 そしてそのか細い指で、チョコレートをすくい、私の唇に持ってくる。
「純も、一緒に食べよう」
 私が彼の顔に近づき誘うと、彼は私の唇に吸いついてきた。
 そしてそのまま、私は純に食べられた。
 セカンドバージンを、まさに奪われようとされている時。
 外には雪がちらついていることなど、私たちは気がつかずにいた――。
 祐太が降らせた、祝福の雪だったことなど。
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