Flower Pink
……感謝を伝える桜雅さんと一犀さんを見て私はFlower Pinkがどれほど大切なものなのかを知った。
藍が……どういう理由でこのチームを作ろうと思ったのかも……少しわかった気がする。
「……それで、うちの娘をQueenにしてくれるの?」
藍はそう言って私の肩をグイッと引っ張った。
あ、藍全部お見通し……!?
「はい、僕達の目標が同じだったので……そしてなにより海桜さんを必要だと感じました」
真剣に言う桜雅さんに私は少しドキッとした。