うるせえ、玉の輿。
「こんなにいい子なのに?」
社長は不思議がっていたけど、私は首を振る。
「社長は、奥さんはお子さんに暴力なんて振るったことのない穏やかな人だから私は尊敬してます。でも尊敬してない男性には、私は攻撃的というか、男は暴力をふるう生き物だから絶対に触れたくない。なので、男の人から私の評価なんて、ミジンコ以下ですね」
「うちの社員からは人気だよ! 評価なんて悪くないよ」
「まあ、農家で嫁不足の今、私みたいな鋼メンタルはいいんでしょうね。気持ちがないのはもっとお断りです! でもいいことを知りました。ありがとうございます」
まずは、今、二人の関係がどんな感じなのか気になる。
おじさんとおばさんにも連絡してファイルをポストに入れたのかも聞きたいが、今は二人が可能性があるのかないのか、それを調べないといけない。
そしてジョージさんが、暴力をふるうウンコ野郎なのか、業平をお姫様にしてくれる王子様なのか、私は慎重に見極めないといけない。
「社長的に放っておけない女性ってどんな感じですか?」
「ええー? 強がって健気に頑張ってる傷だらけの子とかかな?」
「なるほど、参考にします」
君のことだよーって大きなお腹を太鼓のように叩いたので、今度は私が首をかしげる番だった。