ねえ、理解不能【完】
それから妃沙ちゃんとは下駄箱で別れて、一人きりの帰り道を歩く。
妃沙ちゃんのおかげで気分は幾分か回復していた。
それなのに。
「……っ!!?」
......一番望んでないことが起きてしまった。
車道の向こう側、私より少し前の方を歩く、見慣れた背中と小柄で華奢なシルエット。くっついていて、どこからどう見ても恋人同士な二人の姿。
ーー 千草と広野みゆちゃんだ。
今日の占いは絶対最下位だ。こんなに運がないことってある?って笑えてきちゃう。
.......ううん、全然笑えないんだけど。