ねえ、理解不能【完】






自分の中で爆発した気持ちは、願いのかたちではおさまらなかった。



繋がれてた手を解いて、千草の耳元から携帯を奪って。

それで、その勢いのままに、通話終了のボタンを、押した。






「・・・・・・・・・・・・、」

「・・・・・・・・・っ、」




しん、と静まり返る部屋。



私はぎゅっと千草の携帯を両手で握りしめて、睨む。

そうしたら、また手の中ですぐに携帯が震えだして、私は千草の許可もなく電源をおとした。




最悪だ。
独占欲、とかそんな可愛いものじゃない。


千草の気持ちまで侵害しているかもしれない。





それでも。



< 439 / 450 >

この作品をシェア

pagetop