彼女は実は男で溺愛で

 スタジオを後にすると、小物や衣装単体の撮影をする隣のスタジオに向かう。

 そこでは麦わら帽子や、バッグ、他にも服全般。
 アイテムだけの撮影が、行われていた。

 さきほどのモデルが着て撮影した、衣装や小物を使った写真。
 別撮りしたアイテムの写真。
 それらを組み合わせ、パンフレットを作るのだ。

 ここでも悠里さんは何点か指示を出してから、スタジオを出た。

「だいたい、流れは分かったかな」

「はい」

「この後、上がった写真を貼り付ける土台を作ってほしい。前回のパンフレットを参考に、コメントは渡した資料に走り書きしてあるコメントを、とりあえず入力しておいて」

「はい」

「あとは写真が出来上がってから、また考えよう」
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