ワケあり花屋(店長)とコミュ障女子の恋

「店長ー！」
先に椿が店に戻り、海が車を駐車場に車を停めてから店に入るとそこでは凌駕が頬に花用の保冷剤をあてていた。
「どうした？」
海が凌駕の方を見る。
「歯が痛すぎて仕事になりません。ちょっと病院行ってきていいですか？」
「歯？」
「さっきかけちゃったらすんげー痛くて・・・」
凌駕の頬は少し腫れている。
「おー行ってこい。」
海は凌駕の表情を見て病院に行くように行ったものの作業がそれでは間に合わないかもしれないと計算を始めていた。

凌駕を病院へ送り出してからすぐに作業を始めた海。
あまり進めていない作業にかなりピッチを上げて取り組む。
それでも終わりが見えない作業だった。

「お前、もう帰れ」
ある程度まで作業をすると海は椿にそう伝えた。