リベンジ学園
悟はメールを読んだ後に校門に目を向け、いつもは開きっぱなしの校門が閉ざされていることにようやく気づいた。



悟はその事実に慌てながら、メールの文面にあったように西条学園中学のマップを急いでダウンロードすると、そのマップを胸の高さにあるマイページで拡大し、マップの詳細を確認していた。



(本校舎に旧校舎、それに多目的ホールに体育館、音楽室や家庭科室がある別校舎。

西条学園中学のマップが正確に書かれている)



悟は西条学園中学のマップを見ながら、あることに気づき、校門を開ける手段にようやく気づいた。



(本校舎の2年5組の教室と別校舎の美術室に赤いランプがついている。

この赤いランプの目印が恐らく校門を開けるスイッチがある場所だ。

つまりはこの場所にあるスイッチを押さない限り、オレたちはここを出られない)



自分たちが教室内で待機を命じられている間に、生神亮治はリベンジゲームの準備を進め、自分たちを学園の外に出れなくしていた。



このリベンジゲームは自分たちが知らぬ間に舞台が整い、自分たちはこの学園内で死ぬことを期待されているのだ。



悟はその事実に戸惑いながら早口で純一にこう言った。



「生神亮治は最初からオレたちがこの学園から逃げられないように、用意周到に準備を進めていたんだ。

オレたちをこの学園から出さずに、皆殺しにするために……」



悟の話を聞いた純一の顔から血の気が引いた。



自分たちが罠にはまった小動物にでもなったかのように、純一の顔は青ざめていた。
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