苦労年齢
かなり止められた。怒り混じりで言いたい放題に近い。そりゃそうだ。
工場長の件もある。会社からしたらバックレんじゃねぇぞ。って勢いだろう。
しかも、基本的に主任と私しか出来ない仕事だから、主任にシワ寄せが行く。主任も他に仕事を抱えているわけで、どうにも人が回らなかった。
でも、退社以外の選択肢がなかった私は何と言われようと辞める。それだけだった。
次の仕事も決まってない。この先どうするか。
何も考えてない奴だ、と言われればそうかもしれない。
だけど、最終日まで自分の仕事に集中したかった。しっかり全うしたかった。だから、その後考えようと、次の仕事の事は同時進行で考えられなかったのだ。
人としてしっかり鍛え上げられた3年。
この3年で私は、クソガキからちゃんと大人になれたと、胸を張って空を見上げ亡き祖父に伝えた。
「高卒で入社して、この会社に3年居たんだもんな。よくやったな。さくらと一緒に働けた事、俺は凄く大きな財産だ。ありがとうな。」
クソ厳しい主任からの一言。
息が出来なくなる程号泣した。
言葉になっていたのだろか。
「…ありがとうございました…感謝しかないです。私を……私を育ててくれて…ありがとうございました。」
これしか言えなかった。
本当は認めてくれていた事に。今まで、堪えていた物が一気に溢れだした。
これからどんな仕事をしてもこなせる。絶対こなしてみせる。それしかなかった。絶対無駄にしない。
出入りの激しい職場だった為、勤続3年でも、ベテランの域。
次の職場では、私より年下だろうが何だろうが、ゼロから始まり、何もかもが初めての事になる。
謙虚に、否定せず、かつ意見も言える賢い人になりたい。
そう想い、心新たに進むしかないのだ。
工場長の件もある。会社からしたらバックレんじゃねぇぞ。って勢いだろう。
しかも、基本的に主任と私しか出来ない仕事だから、主任にシワ寄せが行く。主任も他に仕事を抱えているわけで、どうにも人が回らなかった。
でも、退社以外の選択肢がなかった私は何と言われようと辞める。それだけだった。
次の仕事も決まってない。この先どうするか。
何も考えてない奴だ、と言われればそうかもしれない。
だけど、最終日まで自分の仕事に集中したかった。しっかり全うしたかった。だから、その後考えようと、次の仕事の事は同時進行で考えられなかったのだ。
人としてしっかり鍛え上げられた3年。
この3年で私は、クソガキからちゃんと大人になれたと、胸を張って空を見上げ亡き祖父に伝えた。
「高卒で入社して、この会社に3年居たんだもんな。よくやったな。さくらと一緒に働けた事、俺は凄く大きな財産だ。ありがとうな。」
クソ厳しい主任からの一言。
息が出来なくなる程号泣した。
言葉になっていたのだろか。
「…ありがとうございました…感謝しかないです。私を……私を育ててくれて…ありがとうございました。」
これしか言えなかった。
本当は認めてくれていた事に。今まで、堪えていた物が一気に溢れだした。
これからどんな仕事をしてもこなせる。絶対こなしてみせる。それしかなかった。絶対無駄にしない。
出入りの激しい職場だった為、勤続3年でも、ベテランの域。
次の職場では、私より年下だろうが何だろうが、ゼロから始まり、何もかもが初めての事になる。
謙虚に、否定せず、かつ意見も言える賢い人になりたい。
そう想い、心新たに進むしかないのだ。