苦労年齢

加工する製品は10品くらいあった。さらには1つの製品で、10工程以上あるものもあり、それを経てようやく出荷。
機械への取り受け。旋盤加工、全工程覚え、全部の検査項目。機械のメンテナンス。全て覚えきった。
大量生産しないと納品数が確保出来ない様になった為、量産の課として同年の10月だったか、製造3課が設立された。その流れで、私とユミは3課へ異動。
「いろいろわかってる社員うちらと主任しかいなくね？」
「どんだけ重要なことされされるんだろうね～」
「だな。とりあえずまた叩き込まれるだろうね。」
現場は24時間稼働に変わり、正社員、パート社員、派遣社員、一気に人が増える。その為、加工手順書、検査手順書、機械のメンテナンス方法。検査チェックシート、機械チェックシート、工程チェックシート。ユミと、全ての製品の手順書と、チェックシートを作成した。