Sugar Love 番外編③
「ゆず」



「琉聖さん・・・あたし・・・・?」



ぼんやりとした目で琉聖を見た柚葉はハッとした。



「そうだ、あたし・・・ファイルを整理して立ちくらみで・・・・・」



思い出した。



「気分は?」



「大丈夫です・・・・ごめんなさい また心配かけちゃった・・・」



こんな事になったら悲しむのは琉聖さんなのに。



琉聖がしゅんとしてしまった柚葉の髪に触れる。



「ゆず、知らせを聞いた時は驚いた」



フッと微笑まれて柚葉の緊張が解けていく。



柚葉はベッドの上に起き上がった。


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