~君が教えてくれるなら~
校庭を見ながら遠山ファンクラブの入会方法を聞いている美琴とゆりぞー。
まさかまりりんがそこまでその遠山先輩に肩入れしていたとは…。
にしても私は興味ないしな~。
せっかく授業サボってるんだから授業中じゃいけないとこ行きたいなー。
空を見上げているとふと屋上が目に留まった。
___ 屋上
なんか青春ぽい!!!
屋上までの道のりを先生たちに見つからないようにひっそりと歩く。
廊下の窓からは生温い風が入り込んできてもうすぐ夏がくるぞーと教えてくれている気がした。
少しだけ着崩した制服のスカートが揺れる。
なんだかドキドキとワクワクが交差して押し寄せてくる感じ。たまらなく楽しい気分だった。
屋上までの階段をのぼりそっとドアを開けた。