いつか誰かに恋をする………。
何が『反抗期』で『青春』だよ!

益々イライラする俺とは引き換えに。

笑顔を取り戻して

「確かに~
反抗期なんてなかったよねぇ…………。
私がで戻って和花を産んで
思春期真っ只中だったのに、文句一つ溢さずに……
和花を可愛がってくれたもんね。」と一花姉が言えば。

「ウチに来て直ぐから…………
泣いて困らせる事も。
寂しくて駄々を捏ねることもなければ…………。
何かを買ってとねだる事もなかったもんねぇ~」と

母さんまで言い出し………。

誠まで

「学校で、部活に入らない祥太が気になって
後をついて、ここまで来たとき。
まだ赤ちゃんの和花ちゃんを、溺愛して抱っこしてたのは………。
同じ高校生としたら………
ちょっと引いたけど、羨ましくもあったなぁ~
普通、家族とかと疎遠になる年頃だし…………。
俺だってそうだったし。
今の子供達だって、そうだろう?
なのに、家族を大切にして
赤ちゃんを可愛がって………って。
びっくりしたんだ。」と……………。

俺自身は

気を使ったとか。

家族を大切にした………なんて。

そんなに意識して、過ごした訳じゃなかったけど………。
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