三次元彼氏。


「じゃあ………今から、そ、宗ちゃんと、呼ばせていただきます…!」


レベル1クリアだ〜! と、彼女は達成感に満ちた顔で嬉しそうに笑った。

そんな姿を見て、僕も思わず口角が上がった。



「じゃあ、また明日…」

「じゃあ早速レベル2いきましょう」

「え!?」


あり得ないスピードで、既にレベル2へとシフトしたらしい彼女は、僕の手を掴むと歩き出した。


え、ちょっと…………ってか、手……………!!



引っ張られるまま、着いた先は1軒のアパート。


「私の家です。どうぞ入ってください」

「ええっ!?」


ちょっ、待ってまってマッテ、展開早すぎない…!?

レベル2でもう家入るの……!?

コレが普通なの……!?



「私が見た攻略法には、お互いのことをよく知ることが大切だと書いてありました。家だったら落ち着いて話せますし、私のこともたくさん話せると思うので」


いや、それにしたって…………!

付き合って速攻家に押し掛けるなんて、あまりにも僕にはハードルが高すぎる…………!!!



「…あ、……えーっと、…すみません、僕帰ってやることがあるので…今日はこれで……」


< 49 / 144 >

この作品をシェア

pagetop