三次元彼氏。
「じゃあ………今から、そ、宗ちゃんと、呼ばせていただきます…!」
レベル1クリアだ〜! と、彼女は達成感に満ちた顔で嬉しそうに笑った。
そんな姿を見て、僕も思わず口角が上がった。
「じゃあ、また明日…」
「じゃあ早速レベル2いきましょう」
「え!?」
あり得ないスピードで、既にレベル2へとシフトしたらしい彼女は、僕の手を掴むと歩き出した。
え、ちょっと…………ってか、手……………!!
引っ張られるまま、着いた先は1軒のアパート。
「私の家です。どうぞ入ってください」
「ええっ!?」
ちょっ、待ってまってマッテ、展開早すぎない…!?
レベル2でもう家入るの……!?
コレが普通なの……!?
「私が見た攻略法には、お互いのことをよく知ることが大切だと書いてありました。家だったら落ち着いて話せますし、私のこともたくさん話せると思うので」
いや、それにしたって…………!
付き合って速攻家に押し掛けるなんて、あまりにも僕にはハードルが高すぎる…………!!!
「…あ、……えーっと、…すみません、僕帰ってやることがあるので…今日はこれで……」