私立秀麗華美学園
「ゆうかっ! 和人っ!」
俺たちが席に着いた途端、例の衣装に身を包んだ咲が駆け寄って来た。
「来てくれてんな!」
「もちろんよ。ねえねえ雄吾は?」
「雄吾はあっち!」
咲はにやにやしながら教室の奥の方を指した。ゆうかと俺はぐるりと首をひねってそちらを向く。
そこには、客から注文を取るホストがいた。
「あれええ!? あれが雄吾!?」
「一番派手なんじゃねえ!?」
雄吾が着るスーツの下のワイシャツは、胸元がはだけていた。第3ボタンが開いている気がする。
そして髪型が普段と全然違う。かなり盛ってるし、前髪が妙に長い。
どこか不自然な流れな気がするのは、後ろの髪を無理やり前髪へ持って来たからだろうか。
俺たちからは横顔しか見えなかったが、その姿には大人の風格が漂っていた。
漫画だったら、絶対ここがキラキラトーンの一番の使いどころだ。
「ど、どうしちゃったのよ」
「かっこいいやろー!」
咲は両手を頬にあててとび跳ねていた。めろめろだ。しかし、そんな咲の状態すらも当然だと思わせるほどのものを今の雄吾は持っていた。
剣道をやっているだけあって、もともと雄吾は、本気でやればうっとおしいぐらい礼儀正しいのだ。
普段あれほど俺をぞんざいに扱っているのは、俺が丁寧に扱われるに相応しくない人間であるからなのだろう。
だろうっつーか、それに近いことを雄吾に言われ、小4の俺は半泣きになった。
俺たちが席に着いた途端、例の衣装に身を包んだ咲が駆け寄って来た。
「来てくれてんな!」
「もちろんよ。ねえねえ雄吾は?」
「雄吾はあっち!」
咲はにやにやしながら教室の奥の方を指した。ゆうかと俺はぐるりと首をひねってそちらを向く。
そこには、客から注文を取るホストがいた。
「あれええ!? あれが雄吾!?」
「一番派手なんじゃねえ!?」
雄吾が着るスーツの下のワイシャツは、胸元がはだけていた。第3ボタンが開いている気がする。
そして髪型が普段と全然違う。かなり盛ってるし、前髪が妙に長い。
どこか不自然な流れな気がするのは、後ろの髪を無理やり前髪へ持って来たからだろうか。
俺たちからは横顔しか見えなかったが、その姿には大人の風格が漂っていた。
漫画だったら、絶対ここがキラキラトーンの一番の使いどころだ。
「ど、どうしちゃったのよ」
「かっこいいやろー!」
咲は両手を頬にあててとび跳ねていた。めろめろだ。しかし、そんな咲の状態すらも当然だと思わせるほどのものを今の雄吾は持っていた。
剣道をやっているだけあって、もともと雄吾は、本気でやればうっとおしいぐらい礼儀正しいのだ。
普段あれほど俺をぞんざいに扱っているのは、俺が丁寧に扱われるに相応しくない人間であるからなのだろう。
だろうっつーか、それに近いことを雄吾に言われ、小4の俺は半泣きになった。