俺のボディガードは陰陽師。
「その理由も聞いてみろって。しゃちょーに対する憶測ばかりなんじゃねえの?」
「憶測?」
なずなはうんうんと頷く。
「だって『出来の悪い息子』は、あくまでも伶士の憶測で、しゃちょーにそうはっきりと言われたんじゃねえんだろ?」
「あ、『危なげ』とは昔から言われてる!」
「それは私もそう思う」
「…何っ!」
…今、グッサリときた。
俺、危なげだって…。
何故だか、ダメージ倍増。
俺も、何をムキになって自分の醜態さらすような発言をするんだ…。
でも、確かに…出来が悪い、頼りないと、面と向かって言われたことはない。
『期待されていない』も『兄貴と比べられている』も。
それはあくまでも、俺が『そう思われている』と感じた…憶測。
『危なげ』は、いつも言われてるけど。
「だから、今度しゃちょーとサシで話せよ。腹割って」
「…でも、親父は俺を兄貴みたいに書斎には呼んでくれないんだ。『入るな!』って怒られたことがある…」
「…あ。ああぁぁ。確かに伶士には入って欲しくないかもしれないな。あそこには…」
「な、何でだよ!…だからそう言ってるだろ!」