戦国に散った華
「治長、戦場からは何か知らせは届いてはいませんか?」




「申し訳ございません、まだ何も……」



「そうか……。

上手く進んでいたら良いのだけど」





戦場では、まだ豊臣の勝利のために命懸けで戦ってくれている者達がいる。













「ここで……私達が諦めてはならないのです」











そうは思っても城はもう大炎上、総大将は哀れにもこんなすす汚れた小さな小屋の中だ。
決着はもう見えている気がした。


戦果を掲げて戻ってきた兵達に見せる姿は一つもなく、本当に不甲斐ない我が身だった。



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