花印†blood




くりすの香りは、自分の城に近づくにつれ強くなっていく。



城の警備の者は誰ひとりおらず、静まり返っていた。



『これは……』




こんなことができる奴なんて純血のヴァンパイアしかいない。


あいつが……
















あの時、消しておけばよかった…マリカ。



< 161 / 277 >

この作品をシェア

pagetop