花印†blood
蝶が四匹



《ねぇ、くりすちゃん?あなたの名前はこの花から付けたのよ?クリスチャン・ディオールという花》



『ぅ……っ』



《くりすってさぁ~付き合い悪くね?何時も放課後とか誘っても断るしさぁ…

低レベルの私達には付き合えないっていうことじゃん?

うわっ!!最悪~~》



『はっ…っ』



《ママ…どうして私は夜外へ出てはいけないの?



それは…あなたが





――――華人だからよ》



《お前は華人…ヴァンパィアの贄であり、私と生涯を共にする相手だ…》



―ガバッ

目が覚めてみると、かなり汗をかいていた。

うなされていたのか…

それにしても、今さっきのは夢?


…いや、違う。私が忘れようとしていた記憶だ…


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