花印†blood
「あっ!!くりすちゃん…何をしているの。門限はとっくに過ぎているのよ?こんなに遅くまで…此処で何をしていたの?」
お母さんは帰りの遅い私を心配して、探していたようだ。
『ごめんなさい…瑠璃と一緒に買物とかしてて…遅くなったの…』
「まぁ…いいわ。早く戻りましょう」
『うん…』
私は家に帰るまでずっと先程のことを考えてた。
どうして私あの公園に入ったんだっけ…?
それに…この世の者とは思えない程美しい男性を見た。
ヴァンパィアって言ってた気がする。
だけど…そんな非現実的なことあるわけない。
夢…そう夢よ!!
…極力、気にしないでおこう