花印†blood




『……貴方が他の女性から血を頂くのは……嫌、です』



「そっか。…じゃぁ、白羽が頂戴?…この意味、分かる?」



「………え?」



私の勘違いでなければ。

私の自惚れでなければ…


それは多分――…





「白羽は、僕のものってこと」




そう甘く囁くのは、金色の髪をした美しいヴァンパイア。









*End*
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