恋人は社長令嬢
「お値段は、多少はりますが…」

「ああ、いいですよ。」

「はい。」

返って店員の方が、心配している。


「こちら、150万程になります。」

「あれ?安いじゃん。倍くらいするかと思った。」

そう言ったのは、梨々香の方。

「……お安いですか?」

口を開けている店員に、瞬が呆れ顔で言った。

「びっくりするでしょう?」

「あっ、いえ……」

「俺の彼女、社長令嬢なもんで。」

「はあ?」


そんな二人を余所に、梨々香だけが。

まつ毛の長い、大きな瞳をクリクリさせて、頬杖をついている。


ああ、やっぱり今日も、梨々香は犯罪的にかわいい。

そう思ってしまう、瞬だった。



ー End ー
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