お見合い夫婦の結婚事情~カタブツ副社長に独占欲全開で所望されています~
「そうだ。君は良い子だから、すぐに見つかるだろう」
真帆はお盆を腕に抱えたまま両手を振った。
「お、お気遣いはありがたいのですが…」
「おや?」
石川が眉を上げる。
「もしかしてもう良い人がいるのかな?だとしたら仕方がないが…」
「…常務」
蓮が苦々しい表情で割って入る。
「そのようなことを社員に軽々しく聞かないで下さい」
「おぉ!」
石川が合点したように大きく頷いた。
「セクハラになるんじゃったな!!」
少し大げさに石川が言う。
セクハラだなんて思わなかったけれど本気でお見合いの話を持ってこられては困ると思い真帆は口を開いた。
「セクハラなんて思いません。…でも、お付き合いしている方はおります。だから常務のお気持ちはありがたく思いますけれど…申し訳ありません」
真帆はお盆を腕に抱えたまま両手を振った。
「お、お気遣いはありがたいのですが…」
「おや?」
石川が眉を上げる。
「もしかしてもう良い人がいるのかな?だとしたら仕方がないが…」
「…常務」
蓮が苦々しい表情で割って入る。
「そのようなことを社員に軽々しく聞かないで下さい」
「おぉ!」
石川が合点したように大きく頷いた。
「セクハラになるんじゃったな!!」
少し大げさに石川が言う。
セクハラだなんて思わなかったけれど本気でお見合いの話を持ってこられては困ると思い真帆は口を開いた。
「セクハラなんて思いません。…でも、お付き合いしている方はおります。だから常務のお気持ちはありがたく思いますけれど…申し訳ありません」