世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)
「おはよう、花莉」
京子はにやにやしながら、俺に見せつけるように花莉を抱きしめ返す。
……わざとか。
絶対おもしろがってんな……。
「手紙ありがとね!!」
「花莉が大好きだから書いたの。私の気持ち伝わった?」
「うん!!私も京子大好き!!」
「ありがとう、花莉」
ぽんぽんと優しく花莉の頭を撫でている京子。
2人はとても嬉しそうで、なんかムカつく。
俺(彼氏)の前でさらにぎゅっと強く京子に抱きつく彼女。
彼女には俺が見えてないんじゃないかと疑うレベル。
……まぁ、女同士だから許せるけど…。
少しだけ、ほんの少しだけはな。
こんなんで妬いてる俺も余裕ねぇな。
「私ね、大好きな花莉のためにチョコマフィン作ってきたの。よかったら食べてくれる?」
「え!?嬉しい!!」
京子の言葉に顔を上げて瞳を輝かせる花莉。だけど、すぐにその瞳は悲しそうな表情へと変わってしまう。