世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)




花莉との集合場所は4組の教室前。



プリンは俺が買ってくるから花莉は空き教室で待ってていいんだけど……



「一緒に行く!」
と笑顔で言っていたから無理に断ることはしなかった。
花莉の可愛い笑顔にはいつも負けるな……。











廊下を歩いて、4組の教室の前へと到着。
花莉の姿はまだないから、着替え中なんだろう。




そう思った直後に、4組の2つ隣の教室───女子更衣室の扉が開いていて、花莉が出てきた。




「ごめんね!お待たせ…!」



髪をなびかせながら走って俺のもとへとかけよってくる。



「俺も今来たとこだから」

「…ほんと?」



「ほんとだから。行こ」



ぐいっと花莉の手を引いて歩けば、ぎゅっと俺の腕に抱きついてくる彼女。




「!?」




予想もしてなかった行動に驚いた。




……ご褒美?
別に何もしてないけど……。




ちらりと花莉を見れば




「えへへ」




少し頬を赤くして、照れたように笑う。


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