世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)
HEARTS HOTELのパーティーの時には、こうやって花莉にくっついて歩くように言ってるけど…。
まさか、学校でもこんなふうに歩くことがあるとは思わなかった。
暴れ出す心臓を必死におさえる。
「急にどうした?」
「詩優を守ってるの!詩優はモテモテだからね。女の子たちに囲まれたら私が守ってあげるから安心してね」
お任せ下さい、と胸を叩く花莉。
小さい護衛、か。可愛すぎ。
俺も花莉をちゃんと守んねぇと。
「おう。ありがとな、花莉」
「うん!」
にこにこしててなんだかすごくご機嫌。
俺の腕にくっついてなかったら確実にスキップしてたな。
購買に向かう途中で、
キーンコーンカーンコーン
と授業終了のチャイムが鳴り響く。
「早く行かないとなくなっちゃう…!」
少し早歩きになる花莉。
そんなに人気なのかはわかんねぇけど、確実に買うためには急いだ方が良さそうだ。
俺らは少し早歩きで購買へと向かった。