世界No.1の総長と一輪の花 両想いバレンタイン(詩優side)
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「詩優ってやっぱりモテるね」
学校に着いて、俺の下駄箱をみてそう言った花莉。
俺の下駄箱の中には…
ラッピングされた箱がたくさん。
それらは無理矢理詰め込まれたというかんじで、中履きのスリッパを取り出そうとしたら絶対いくつか
落ちる。
…めんどくせぇ。
中に入っていたものを全部出して、昇降口にあった落し物箱の中へと入れた。
それからスリッパに履き替えて、花莉の方を見ると。
何かを手に持って、それをじっと見つめている。
彼女が手に持っていたのは…
ピンクのおしゃれな封筒。
「……」
それってもしかして…。
───……ラブレター?
こうならねぇように京子に頼んだんだけど…
それだけじゃ甘かったか…。
俺はすぐに花莉の手からその封筒を奪う。
本当はすぐに破り捨ててやりたかった…けど、名前を見るまでは我慢。
名前がわかんねぇとあとでボコリに……
呼び出せねぇし。