琥珀色の夕焼け、空を映した青
「あの、陛下……私は何故ここに連れて来られたのでしょうか」
「あら」
エミリア女王陛下はナイジェル殿下を見遣って言う。
「ナイジェル、ちゃんとお話しなかったの?」
「プロポーズしても差し支えないと言われたので」
再び飄々とのたまう殿下。
って、
「ぷっ、プロポーズって、そういう事!?」
「そう」
「待ってください! どうして私なんかが……あり得ない!」
「フェリシア姫」
「ひどいわ、王太子殿下。宴の余興に田舎娘をからかっておいでなのですね?」
「からかってなどいない」
大声出して後ずさる私の手をむんずと掴み、ナイジェル殿下はどストレートに仰った。
「フェリシア姫。僕の妻になって欲しい」
心臓が物凄い勢いで走り出す。王太子殿下の眼は真っ直ぐで、真剣だ。確かにからかっているようには見えない。
でも、
「そ、そんな、突然言われても……」
私は真っ赤になって俯いた。衝撃の連続に泣きたくなった。
『妻になって欲しい』
レシュノルティアの王太子にそんな事を言われたら、答えは一つしかない。国の力関係を考えても、断るなど言語道断だ。大臣達に託された期待に応えるためにも、自国の利益の為にも、有難くお受けすべきだろう。実際私の反応を見て、居並んでる重鎮方の中には険しい顔をしている人もいる。やだ、本当に涙が出そう。
掴んでいた私の手を離し、ナイジェル殿下は膝をついて目線を下げ、声を和らげた。
「あら」
エミリア女王陛下はナイジェル殿下を見遣って言う。
「ナイジェル、ちゃんとお話しなかったの?」
「プロポーズしても差し支えないと言われたので」
再び飄々とのたまう殿下。
って、
「ぷっ、プロポーズって、そういう事!?」
「そう」
「待ってください! どうして私なんかが……あり得ない!」
「フェリシア姫」
「ひどいわ、王太子殿下。宴の余興に田舎娘をからかっておいでなのですね?」
「からかってなどいない」
大声出して後ずさる私の手をむんずと掴み、ナイジェル殿下はどストレートに仰った。
「フェリシア姫。僕の妻になって欲しい」
心臓が物凄い勢いで走り出す。王太子殿下の眼は真っ直ぐで、真剣だ。確かにからかっているようには見えない。
でも、
「そ、そんな、突然言われても……」
私は真っ赤になって俯いた。衝撃の連続に泣きたくなった。
『妻になって欲しい』
レシュノルティアの王太子にそんな事を言われたら、答えは一つしかない。国の力関係を考えても、断るなど言語道断だ。大臣達に託された期待に応えるためにも、自国の利益の為にも、有難くお受けすべきだろう。実際私の反応を見て、居並んでる重鎮方の中には険しい顔をしている人もいる。やだ、本当に涙が出そう。
掴んでいた私の手を離し、ナイジェル殿下は膝をついて目線を下げ、声を和らげた。