続・闇色のシンデレラ
「今から出かけようぜ、壱華」

「うん、じゃあこれ持っていった方がいい?」



手に持っていたベビーグッズのカタログを掲げると、志勇は少しぎょっとしたような顔をした。



「……今はしまっとけ」

「あれ?司水さんにもらったから必要かなと思ったんだけど」

「それは……ノリで買ったら恥ずかしくなってきたから片付けておいてくれ」

「はーい」



やんわりと追求する私の言葉に、志勇は少し恥ずかしげだに眉を下げた。

こんな姿見られるのも私だけ。

なんて独占欲に駆られるようになるなんて、私も少し志勇に似てきたな。



「でもせっかくだから、後でお母さんと一緒に見ることにするね」

「だめだ、お袋はやめろ。後で言いふらされる」



からかう言葉に志勇は全力で否定。

普段らしからぬ姿に「冗談だって」と笑いかけ、剛さんも颯馬が待つ車に向かった。
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