続・闇色のシンデレラ
志勇はまさか、と言った感じで目を見開く。


そう、そのまさかだ。












「ここに、新しい“2つ”の命が芽生えたの」












双子を授かったと分かったのは、つい先日のこと。

いつ志勇に言おうかと迷っていたけれど、結局彼の方からわたしの異変に気がついたようだ。



「……本当か?」

「うん、さすがにエイプリルフールは何ヶ月も前だから嘘じゃないよ?」

「お前……そのネタ引っ張ってくんなよ」



驚きと混乱と喜びが入り交じった表情の志勇は、絆を片腕で抱き、もう片方の手でわたしのお腹を優しくさすった。
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